両眼眼瞼痙攣の診療



両眼眼瞼痙攣は両眼の瞼の筋肉が自分の意思に反して痙攣し、頻繁な瞬きや目を開けることが困難になる状態です。進行すると目を開けるのが難しくなり、視界が遮られ、日常生活に支障をきたすことも有ります。

眼瞼痙攣は両眼の瞼の筋肉が自分の意思に反して痙攣し、頻繁な瞬きや目を開けることが困難になる状態です。原因は明らかにはなってはいませんが、神経系の異常が関連していると考えられています。一部の抗精神病薬や睡眠導入剤などの関与も指摘されています。

「眩しい」、「目が開けるのがつらい」、「目がうっとうしい」などの症状から始まり、進行すると目を開けるのが難しくなり、視界が遮られ、日常生活に支障をきたすことも有ります。

また似たような症状として「眼瞼ミオキミア」という病気があります。

眼瞼ミオキミアは両側ではなく、通常片側の上下のまぶたの一部がピクピクする痙攣で、最も多くみられる病気です。痙攣は数秒から数分続いたり、時間や日を置いて繰り返されたりします。通常は数日から数週間で自然になることが多いです。疲労やストレスなどにより誘因とされています。



このような症状がある場合は
ご相談ください

  • 両目のまぶたや眉間が痙攣する
  • 目が自然に閉じてしまう
  • 異常に眩しく感じる
  • まぶたの周囲の違和感

また、目が乾いて開きにくいと感じる方も多く、ドライアイと診断されたが点眼薬でも全く改善しないという方の中には、眼瞼痙攣が隠れていることがあります。

診察内容

検査と診断

眼瞼痙攣の診断には、患者様の症状を詳細に確認し必要な検査を実施します。

症状の発生時期や頻度、悪化要因などをお聞きします。

瞼(まぶた)の動きを観察します。眼球に異常がなく、視力障害がないことも確認します。
また瞬目テストなどにより痙攣の誘発を試みます。
ドライアイ、眼精疲労、内服薬による副作用により類似の症状が出現することが有るため、ドライアイなどの評価や内服薬の確認をおこないます。

眼瞼痙攣の治療について

眼瞼痙攣の治療は症状の重さや原因によって異なります。

ドライアイや眼精疲労でも類似症状は出現するため、まずは点眼薬にて効果の有無を確認します。

抗てんかん薬、抗コリン薬、抗不安薬などを用いて痙攣の改善を図ります。 しかし、上記薬剤は副作用として眼瞼痙攣を誘発する場合があるため、ボトックス注射を第一選択にすることが多いです。

最も効果的な治療法として広く行われています。瞼(まぶた)の筋肉にボツリヌス毒素を注射し、筋肉の過剰な緊張を抑えます。通常、注射後数日で効果が現れ、3~4ヶ月持続します。定期的な治療が必要です。

ボトックス治療で効果が得られない場合や、症状が重度の場合には、目の筋肉や神経を調整する手術を検討します。

ストレスの軽減や十分な睡眠、目を酷使しない環境作りが症状の緩和に役立ちます。

当院の特徴

経験豊富な眼科専門医による
診断と治療

治療法について分かりやすく説明し、ご不安を軽減することを心掛けています。

ボツリヌス治療の実績

ボツリヌス治療の実績が豊富な医師が、ボトックス注射をおこないます。



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